新聞を読む時、文末を話し言葉に変換する癖があります、おはようございまーす!くりあんです。
スピーチやプレゼンが上手い人ってアドリブを入れながら話していますよね。
これって話し手全員に必要な要素で、暗記した文章を思い出すのではなくて、目の前に見えるものを取り込みながら話し言葉にして話すのが大事なわけです。
さて今日はそんなことを考えながらこんなテーマで書いていきます。
アドリブとは
アドリブとは、台本にないその場の思いつきなどを話すことです。
プレゼンをしたり発表をする場はアナウンサーの仕事にはあまりないですが、リポートの仕事とすごく似ているなと思います。
発信したい情報をわかりやすく、興味の湧くような伝え方をするという点とか特にそうですかね。
究極のアドリブの集合体、中継リポート
アドリブを入れるメリット
アドリブが入ると予定調和にならず、視聴者は飽きることなく聞けますし、話している側も楽しみながら話せます。
もちろんアドリブを入れても大丈夫なシーンであるという前提ですが、例えば生中継リポート。
全て進行通りにいってしまうと、“中継の良さを生かしきれてない” とディレクターから喝が入ります(つら。笑)
生放送中に起きる事は想定なんてもともとできないことだから、台本はあってないようなものです。
- 伝えたい情報
- 紹介するお店
- 商品の名前
- ゲストの肩書と名前
最低限の情報だけ覚えて、あとは当日に目に見えた情景を描写していくんですよね。それが生中継の醍醐味…
アナウンサーの仕事のなかで最も難しいのが生中継のリポートだと身をもって感じております。ほんと難しい!
でもだからこそ未知との遭遇が楽しかったりします。アドリブがとことん活きます。
視聴者に楽しんでもらうにはまず発信者の自分が楽しまないといけません。マイクを通して感情が伝わってしまいますので…
アドリブを入れる前の必須準備
本番当日に自分を解放できる様になるには、納得のいくまでとことん突き詰めた準備ありきです。
どんな準備の時でもやることがこれ。
「もし予定していたあれが急遽できなくなってしまったら?」という、「もし~できなかったら」
超超超ネガティブになる
不安要素1つ1つと向き合う作業は必須です。
- 生中継が始まる前から
- 生中継中、
- そして生中継が終わるまで
…中継に入る前のコーナーでもし時間が押していたら何分の枠でやらなければいけないか。
…もし中継中に電波が入らなくなって中断したらどう繋いでどこから始めるか。
不安で頭をいっぱいにして解決させていくんです。事前に。
前日までは、上手くいかない中継ばかりイメージする方が本番は上手くいくものです。転ばぬ先の杖です♪
“なんでもこい”の精神作り
こうした準備が整って、初めて気持ちもついてきます。
「しっかりリスクに備えたからどんな事が起こっても動じない!」「ちゃんと必要な知識は頭に入っているから大丈夫!」
と自分に言い聞かせてあげるのです。すると視野が広がり、
目に見える様々なものが情報源に変わって、決してノイズではなくなります。
この心の余裕が、本番に強い人とそうでない人の差に繋がると思います。とっても大事な仕上げです!
当日のイメージ
自分がマイクを持って話している空間、目の前にいる人達の表情、カメラの前で話している自分の姿。
これらをリアルなところまでイメージしながら、本番のテンションと声を出して身体に覚えさせておくことが大事です♪
すると本番、“あぁ、これこれ。この感覚”と安心して楽しみながらできるんです♪
この感覚は色んな場面で活きると思いますので是非参考にしてみてください!
ではまた週明けに。よい週末を☆くりあんでした!
コメント