「聞く」と「聴く」この違いが分かりますか??
そもそも、日頃から相手の話をちゃんと「きけて」いますか?
案外おざなりになりがちだったりします。
今日の勤務中、『自分の話』ばかりするビジネスマンを目の当たりにして非常に残念だなぁと思ったので、
改めて、大事なコミュニケーションスキル『聴く』を今日のテーマにします!
「聞く」「聴く」ということを改めて考える
自分の話ばかりする方をAさんと呼びますと、
相手との会話のなかでAさんは
『自分なんて〇〇ですからねぇ』
『自分は昔、〇〇と言われたことがありまして〜』
OH…ナンテコッタ。“自分、自分…”
相手に会話のボールを投げもしない…
まさに自分が会話の主導権を握りっぱなしの典型的な相手から嫌がられる例です。
相手の話なんて聴く気が全くないのが
側から見ていても丸分かりです。
こうなってはいけません…反面教師にしたいものです。ということで段階ごとに改善方法を書いていきます!
第一段階:“相手に話を聞いてもらっている構図”を逆にする
〜話を聞けていない人の心情例〜
- 相手に興味がない
- 自分の話を聞いて欲しい
- 自分のペースで話しかけたい
〜聞けるようになる為に必要な意識〜
その逆を示せば良いのです。
- 相手に興味をもつ
- 自分よりも相手の話しを聞く
- 相手のペースに合わせる
Aさんが自分の話を沢山でき、満足感に浸れたのは、結局のところ相手が聞き上手だったからなんですよね。
Aさんはまずそのことを自覚することが必要です。
第二段階:聞くと聴くの違いを知る
次の段階に「聞く」から「聴く」への移行です。この2つの大きな違いは、主導権を握っている人が自分か相手かの違いです。
- 聞く➡主導権は自分。相手に質問をして話しを聞く(自分がマイクを持っている状態)
- 聴く➡相手から話をさせる。話が脱線しても相手のペースのまま、話しを遮らずに聴く(相手にマイクを渡している状態)傾聴するということです。
相手に気持ちよく話をしてもらううえでベストなのは相手主導で進むことなのです!
なぜか?それは、より深い話を相手から引き出せるからなんです。引き出せる話の内容の濃さが「聴く」ことで変わってきます☆
第三段階:相手と自分の情報量を合わせる
ギブアンドテイクがポイントです。
下記のスライドにも書きましたが、相手との距離感を縮めたいなら、表面的な話よりプライベートな話の方が近道ですよね!
そこで相手にもっとプライベートな事を話して欲しいなら、まずは自分のプライベートな話から始める(ギブする)のです。
すると相手は『ここまで話をしてくれたから私も話してあげなくっちゃ!』という気持ちになるんです。
“自己開示”を相手にギブするのです♪
その際にくれぐれも“自己提示”(自分の自慢話)にならないように要注意ですよ~。
まとめ
- 自分が話していて気持ちよく感じてきたら要注意(喋り過ぎ)
- 聞くは〇〇、聴くは〇〇
- 話しの主導権は相手に握らせる
自分の話を熱心に聞いてもらえると嬉しくなるのと同じで、相手も同じく心地よく感じるものです。
『聴く』事ができ、会話内で『互いの情報量の比重』もバランスよくできていると、
『この人にだったらもう少し踏み込んだプライベートな話をしてもいいな』と信頼をしてもらえるのです。
出来ていそうで意外と出来ていない「きく」というコミュニケーションスキル。
日常に取り入れてみてはいかがでしょうか??
では、また次回お目にかかります!
くりあんでした☆
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